自分に勝てる人だけが、人に強くなれる

デスクで新しい分野を調べる女性 人生・哲学

「自分に勝てる人だけが、人に強くなれる」——この言葉の意味がわかったのは、わりと最近のことです。

わたしは昔、批判されるのが怖くて、新しいことに挑戦できませんでした。提案書を出すのも、会議で発言するのも。「どうせ否定される」と思って、先に自分から諦めてしまう。外からの声にびくびくしながら、ずっと縮こまって生きていました。

転機は、どうしても断れない仕事を引き受けたときでした。新しい分野の案件で、不安だらけ。でも、やるしかなかった。調べて、準備して、失敗して、また準備して。その繰り返しのなかで、少しずつ「できるかも」と思えるようになったんです。

すると、不思議なことに、周りの声が変わったのではなく、わたしの聞こえ方が変わっていました。「あの人には無理だろう」という声も、前なら心に刺さった。今は「ふん、やってみせる」と思える。自分に自信がつくと、他人の攻撃は、思っていたほど怖くないんだな、と気づきました。

人を傷つける最大の敵は、他人ではなく、自分の中の「できない」という声なのかもしれません。その声に打ち勝った人だけが、外からの攻撃を跳ね除ける強さを得られる。この言葉は、そういうことだったんだと思います。

あなたのいちばんの敵は、きっと他人ではなく、自分の中にいます。それを知っているだけで、次の一歩が少し軽くなる気がしませんか。

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