理解し合えた時間は、離れても消えない

夜の街を思い出に浸って歩く女性 人間関係

何年ぶりかに、学生時代の友人と会いました。最後に会ったのは、確か五年前。それぞれ仕事も環境も変わって、もう共通の話題なんてないかもしれない。そう思って待ち合わせ場所に行ったのに、会って三十分も経たないうちに、昔と変わらない笑い声が出ていました。昔話に花が咲いて、気づいたら閉店時間。店を出て、「また会おう」と言って別れた帰り道、「なんでこんなに話せたんだろう」と、しみじみ思いました。

きっと、お互いを理解しているからなんだと思います。あの頃、同じ時間を過ごして、お互いの考え方や感じ方の「癖」みたいなものを知っている。だから、何年空いても、たった一言で昔の感覚に戻れる。理解し合うって、そういうことなんだな、と。

逆に、毎日顔を合わせているのに、どうしても通じ合えない人がいます。話しているのに、どこか噛み合わない。あれは、時間や距離の問題ではなくて、心の距離の問題なんだと思います。どれだけ近くにいても、相手を理解しようとしなければ、永遠に繋がれない。

「理解し合う者は永遠に繋がる」——この言葉は、物理的な繋がりの話ではないんでしょうね。たとえ離れていても、心で繋がっている人は、会えばすぐに戻れる。逆に、毎日一緒にいても、心が繋がっていなければ、いくらでも遠くなっていく。

わたしは、この歳になって「理解し合える」ということが、どれだけ貴重なことかわかってきました。それは、努力して作るものではなく、時間をかけて少しずつ育んでいくもの。そして、一度育んだものは、場所や時間を超えて、ずっと消えない。そんな関係を、これからも大切にしていきたいです。

あなたにも、何年ぶりでも通じ合える人がいますか。その人との繋がりを、ぜひ大切にしてくださいね。

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