思考を耕すと、人の心が見えてくる

早朝の机で考えをノートに書く女性 人間関係

「もっとインパクトのある広告にしたい」——お客様にそう言われて、わたしは派手なデザインの提案を用意しました。でも、お客様の反応は「なんか違う」。何が違うのか、その場ではわかりませんでした。あとから話を聞くと、お客様が本当に求めていたのは、派手さではなく「新しく見えること」。新商品のイメージを、既存のお客様に知ってもらいたかったんだそうです。

なぜ、あのとき気づけなかったのか。よく考えると、わたしは自分の考えも整理できていなかったんですね。お客様の言葉を受け取っても、自分の中で「これはどういう意味だろう」と深く考えず、表面だけで受け止めていた。自分の思考が浅いと、相手の言葉の奥にあるものが見えない。そのことに、あのとき初めて気づきました。

それから、朝の静かな時間に、ノートに考えを書き出すようにしています。昨日の出来事、お客様の言葉、自分がモヤッと感じたこと。書き出してみると、自分の思考が整理されて、人の話を聞く余裕が生まれる。「ああ、あのときの言葉は、こういう意味だったんだ」と、あとから気づくことも増えました。

思考を耕すって、そういうことなのかもしれません。畑を耕さないと作物が育たないように、自分の考えを深くしないと、人の心も見えてこない。まずは、自分と向き合うこと。それが、誰かを理解する第一歩なんだと思います。

あなたも、自分と向き合う時間を、少しだけ作ってみてください。きっと、周りの人の言葉が、前より深く聞こえてきますから。

タイトルとURLをコピーしました