プレゼンが終わったあと、上司の顔色をうかがっていた頃のわたしは、「よくやった」の一言を、ずっと待っていました。言われれば、自分に価値がある気がした。逆に、何の反応もないと、「私って必要ないのかな」と落ち込む。認められるのを待っているうちに、自分の気持ちはいつも他人の手の中にありました。
転機は、ある日ふと「今日はこれができた」と振り返ったことです。大したことじゃない。「資料を最後まで直せた」「お客様に連絡を返せた」。ほんの小さなこと。でも、それを「できたね」と自分で認めた瞬間、なんだか安心したんです。誰かに言われたわけじゃないのに。
それから、一日の終わりに「今日の自分にOKを出す」ことを続けています。頑張ったこと、乗り越えたこと、小さくてもいいから、ひとつ見つけて自分に言う。「今日はちゃんとやったよ」。たったそれだけなのに、不思議と心が軽くなる。誰かに認められるのを待っていると、ずっと他人の評価に振り回される。でも、自分で自分にOKを出せたら、そこからは自分が自分の土台になれるんです。
あなたも、今日の自分に、ひとつOKを出してみてください。小さいことでいい。「今日は起きられた」「ご飯を作った」「一歩踏み出した」。それだけで、あなたはあなたを認めている。その積み重ねが、いつの日か「私は私で大丈夫」と思える土台になっていきますから。

